こんにちはいけだです。突然ですが、ファシリテーターを知っていますか??
ファシリテーターとは
簡単にいうと、会議やディスカッションの場で、参加者の意見を引き出しながら議論を進めていく進行役のことです。
ファシリテーターの役割は自分の意見を述べたり、一方的に自分が話すのではなく、あくまでも会議の補佐役に徹して、議論を「回し」、望ましい方向に導いていくことです。
マイケル・サンデルというハーバード大の政治哲学教授の授業が面白いと一時期話題になりましたが、この人がいわゆるファシリテーターの走りだと言われています。
門外不出の大人気講義だったのが、公開されるや否や日本はもちろん世界中のメディアに取り上げられました。
動画や本もあるので興味のある人はぜひ調べてみてください。
政治哲学という難しいテーマを扱っていながら、
1000人の学生を生ライブで熱狂させていく話術が圧巻ですよ!
日本の会議
さて、
日本の会議についてひとつ。
「日本式ミーティングの怪現象」。日本の会議について、海外のビジネスパーソンからの指摘が辛辣です。
・参加人数が多すぎる
参加者の多くが何のために参加しているかわからない。
・一事も発しない人たち
発言しないことがマナーって…
・5分で終わる内容を60分で
予定より短い時間で終わらせるのは失礼!?
・何も決まらない
締めのフレーズは「検討します」
などなど
こういう日本式会議ならではの良さや意味もあるとは思いますが(?)、
恥ずかしながら、日本の会議は世界基準で見るとかなりレベルが低いと言われています。
海外から揶揄される日本式会議の問題点は「主体性」です。
主体性がないと、受け身の姿勢になります。
決まりだから参加するだけで、自分に軸がない
だから、会議に参加することや、会議自体に自分なりの意義目的を見いだせない
だからだれも発言しないし、だれも決められないわけです。
その状況に業を煮やし、だれよりも多く発言し、「検討」じゃなくてその場で自分で決めちゃうのは当然、主体性の高い「経営者」だけです。
会議でのこの雰囲気や受け身の態度は会社経営の縮図です。
新聞でファーストリテイリングの柳井さんの特集記事が載っていました。
ファーストリテイリングはトップダウン経営で世界企業にまでのし上がってきました。ところが、いま大きな壁にぶち当たっているそうです。それはまさに「人」の問題、つまり社員が育たないんだそうです。
会社でも教育の現場でも、
何でもかんでもトップダウンではなく、社員の主体性を育む会社風土がいま求められているのです。
日本の縮図
さて、先ほどのマイケル・サンデルさんの話に戻ります。
日本のNHKが面白い企画番組を行いました。
ファシリテーターの神、マイケル・サンデルさんに、
日本、イギリス、中国、アメリカなど各地の学生たちをビデオでつないで、世界同時講義をやってもらうというものです。
驚きの光景を見てしまいました…!
活発に自分の考えを主張しあい、議論を白熱させていくのは海外の学生ばかりで、日本の学生はその熱気にやられて一言も声を発することができないのです。せいぜい話を振られたときに受け答えするぐらいです。
東大、慶大のエリートが完全にお客さん状態の傍観者になってしまっているのです。
これが日本の縮図なのかもしれません。
海外市場では中国、韓国がトップ走者で、日本の国際競争力は落ちてきていると言われています。
アラブの投資家のインタヴュー記事を読んだことがありますが、
世界で日本の存在感が薄くなっていることを嘆いていました。中国・韓国は
技術や商品以上に自分を売り込む熱意が圧倒的に強いそうです。
創業以来ZEALが大切にしてきたDNAがあります。
それは「自分を売り込む」ことです。傍観者や受動的な人にならず、積極的に、主体的に「自分を売り込む」こと。
この「自分を売り込む」ことはZEALの社員教育の根幹です。
DNAは身近な営業の現場だけではなく、社内制度の中にも生きています。
社員全員が自分のアイデアを発表できる新企画プレゼン制度、新たな働くフィールドに挑戦できる
FA制度、スカウト制度など…
「主体的に考え、行動すること」「自分を売り込み、周囲の信用を得ていくこと」がビジネスパーソンの心臓です。
ZEALは今まさに世界に飛び出そうとしている企業です。私たちは、
ZEALの本質である「人」を武器に、世界で通用する企業になりたいと考えています。
というわけでこの文章を読んで、熱いものを感じたあなた!
ZEALはあなたのような人材を求めています!