おはようございます!
入社して以来初めてのデスクのお引越しを経験して新鮮な気持ちの人事部・高橋です🍃
筆者自身、小学生の時にドラマ『花より男子』を見ていた世代ですが皆さんどうでしょうか?
主人公が雑草のつくしのように金持ち学生と戦っていくあのドラマ。
「踏まれても踏まれても立ち上がってやる」と言わんばかり!
道端や空き地、公園など、あらゆる場所に生えている雑草ですが侮ってはいけません。
踏まれたり、刈られたり、予測不能な激しい変化が起こる場所に生えている雑草が、
実は特殊な環境に適応して、特殊な進化を遂げた特殊な植物なのです。
我々人間が生きる社会も、現在起きている新型コロナウイルスの流行が明らかにしたように。
ある日突然仕事がなくなり収入が途絶えたり、
これまで普通に手に入っていた物品が売り場から消えたりと、
予測不能で不確実なことばかり。
変化に富んだ人生に対応していくために、
見習うべきなのは雑草の生き抜く強さやしぶとさなのかもしれません・・
・・ということで、
前置きが長くなりましたが本日は雑草根性について執筆していきます。
人間が参考にしたい雑草のしぶとさ
どこにでも生えている雑草は、強くたくましいイメージはあるものの、
実は競争に弱く、「弱い植物」と言われています、
だからこそ、競争力の求められない予測不能な変化の起こる場所を選び、
その中で自分の得意な環境や場所に生えているそうです。
雑草にとって「踏まれること」は逆境なのです。
この逆境を利用しているのが、大きな葉が特徴のオオバコという雑草です。
オオバコの葉は、柔らかい葉の中に丈夫な筋がしっかりと通っているため、踏みにじられてもなかなかちぎれません。
茎は外側が硬くなかなか切れないが、中はスポンジ状になっていて、よくしなります。
固さと柔らかさを併せ持っているから、踏まれることに対する強さがあるのです。
更に、オオバコは踏まれることに強いだけではなく、踏まれることをうまく利用しています。
オオバコは道端やグラウンドなどよく踏まれる場所に生えていますが、実はこれには理由があります。
オオバコの種子は、ゼリー状の物質を持っていて、雨に濡れると膨張してネバネバする性質があります。
その粘着物質で人間の靴や自動車のタイヤにくっついて運ばれ、分布を広げていくのです!
オオバコは植物にとって逆境となる踏まれることを利用して、
種子を散布することで、逆境をプラスに変えて成功しています。
踏まれることに適応した進化を遂げ、「踏まれる場所」で有意な地位を築いているのです。
踏まれるところで生えるオオバコは、
踏まれることにより、他の雑草との競争に勝っていきます。
逆境を自らの特徴でチャンスに変えるこの雑草の戦略は、
人間の社会でも見習うべきところがあるかもしれませんね。
皆さんも何かに失敗することや嫌な事が今までの人生でもあったかもしれませんし、
これからもあるかもしれません。
そんな時にも、
本日執筆していったタダでは転ばない雑草根性を持ってもらえればいいのではないかと、
筆者自身も執筆しつつ身に沁みながら思っている人事部・高橋でした!
参考文献:『「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』(稲垣栄洋著、日本実業出版社刊)