おはようございます!
今年の正月も変わらず祖父母孝行してきた人事部・高橋です。
筆者にとっては年明け一発目のブログ。
本日は「時間」をテーマについて執筆していこうかと思います。
時計の針は同じでも、感じ方が違うのは何故?
時間の感覚、皆さんはどのように捉えていますか?
時間というのは同じように時を刻んでいても「進み方が異なる」ものです。
例えば、
楽しい時間はあっという間に過ぎます。
つらい時間はなかなか時計が進みません。
しかし、現実には時計の針の進み方は一緒なのです。
不思議ですよね!
例えば、
「年齢」によって「時間が経つ感覚」は異なります。
子供のころに比べて皆さんは今どうですか?
1年が経つのが早く感じるようになった人が多いのではないのでしょうか?
実は、この「時間の感覚」について明確な研究結果が出ています。
ジャネーの法則
「時間の感覚の変化」について、19世紀にフランスの哲学者のポールジャネーが考案しました。
それがまさにそのまま、「ジャネーの法則」と呼ばれるものなのです。
時間の心理的長さは年齢に反比例する
つまり年を重ねると時間が経つのが早く感じるということです。
50歳の人の1年は「1/50年」
5歳の子供の1年は「1/5年」
5歳の1日は、
「50歳の10日に値する」という研究結果を発表しています。
筆者があくまで考えた仮説ですが、
時間の経つ感覚が違ってしまうのは、「情報の新規性」も関係してくるのでは?とも思っています。
5歳の時は朝起きてから、夜寝るまで。
毎日新情報に溢れていて目新しいものばかりでした。
皆さんも勿論そうでしたよね?
しかし年を重ねていくと「新しい情報」はどんどん少なくなっていきます。
どうしても日常のものが当たり前化していく、つまり“既知の事実”が多くなっていきます。
だからこそ目の前の情報に新しさを感じなくなるのでは、と・・
変化が少ないので、
「時間の経過が早く感じる」のではないかと筆者は考えます。
しかし仮説を立てておきながら覆してしまうような気もしますが、
果たして本当に新しいことはないのでしょうか?
脳が勝手に新しいことを阻んでいる?
現代社会では48時間で、「世界の情報量は2倍になる」といわれているそうです。
むしろ「新情報であふれている状況」と言えます。
私たちの脳は、
新たな情報に対しては「フィルターを通して既知の情報」としています。
つまり知っている情報に置き換えないと「理解ができない」からです。
突き詰めていけば違うことでも、
「大雑把に知っていることに当てはめてしまう」というのが脳のメカニズムなのです。
俗に、「ヒューリスティクス」というと言葉に代表される現象だそうです。
実はこれはノウハウや経験という観点では重要なことです!
(ただし「新規性」という点では足枷になってしまいますが・・)
過ごしてきた時間の総量との比較では「ジャネーの法則」の通り。
皆さんも少し振り返ってみてください。
子供のころはいろいろなコト・モノに対して「好奇心」に溢れていたはずです。
「あれは何?」「なんでそうなるの?」
(筆者の横のデスクにいる大部も、しょっちゅう小さい「何」を聞いてきますがそれはさておき・・)
幼いころの皆さんの好奇心は、大人たちを困らせていたこともあったでしょう。
では、今はあの頃のような好奇心はあるでしょうか?
「あるよ」という人もいるかもしれないですが、
「ないかもしれないな・・」と、こちらに心当たりがある方がほとんどではないでしょうか?
これこそが「ジャネーの法則」にあてはまっていることなのかもしれませんね。
それならば・・
意識的により好奇心を持つことが重要
と考えさせられます。
あなたの目の前の情報に、
「新規性」を持たせるということが大人たちには必要なのかもしれません。
まだまだ「学びと気付きは周りに溢れている」と筆者は思います。
筆者が執筆したこの記事も皆さんにとっての学びであり、気付きになればいいなと感じる筆者でした。