こんにちは。
ZEALの池田です。
日本は古くから循環型社会先進国でした。
江戸時代の農民は、町へ出て商家や町人たちから、人糞や油かすといった肥料を購入していました。肥料を購入するための銭は、そうした肥料で、衣類の原料となる綿花を栽培して稼いでいたのです。
衣類は当然、古着としてリユースされますが、それだけではありません。
古着の買取業者、修繕業者、着物の切れ端を燃やした灰の買取業者、販売業者など衣類関係だけでもリユース・リサイクル業は何種類も存在しました。
その他にも、下駄から傘から何からモノというモノはすべて、衣類と同じように様々な業者や人の手を渡り歩いて、灰になるまで利用し尽くされていたそうです。紙くずすら商売道具になっていたそうです。
江戸の町の人口は当時で約100万人、同時期の世界都市であるロンドン、パリでも50万人です。
当時のロンドンやパリでは、下水やゴミ問題で刻深な環境問題を引き起こしていました。あの有名なパリのヴェルサイユ宮殿の周囲は異臭が漂っていたというのだから驚きですよね。
江戸は間違いなく世界最大の人口を抱えながらも、徹底的なエコ・システムによって衛生的で快適な環境がつくられていたのです。
江戸時代の識字率は世界的にみて非常に高かったそうです。これもエコ効果!?かもしれません。
なにが言いたいかといいますと…
今の日本はどうか、ということです。
温室効果ガスの削減や、廃プラ問題など様々な環境問題に直面しています。
一方、民間でも伊藤忠やNTT、鉄鋼メーカーなど名だたる企業が、食品や、廃プラのリサイクル事業などに参入準備を進めています。
今、日本のグリーン事業に大きな期待が寄せられています。
時代はリユース・リサイクルです。
ZEALも日本の「もったいない」精神を世界に広めるパイオニアの一つとして、頑張らないといけないですね!!!