おはようございます!
昨日京都の某有名抹茶専門店のロールケーキをたらふく食べてしまった人事部・高橋です・・😋
さて、現在東京をはじめ様々な地域が緊急事態宣言が発令されているのは皆さんご存じのことでしょう。
また緊急事態宣言でなくともまん延防止等重点措置が適用されているところがあり、
飲食業や観光業にとっては大きな打撃となっています。
コロナ禍で昨年は景気が大幅に悪化し、
また今年も変異種の感染拡大で、残念なことに景気回復には時間がかかりそうです・・
しかし、海外に目を向けてみると既に“好景気”となっている国もありますのです。
コロナ禍での世界
2021年のアメリカのGDP(国内総生産)の成長率は、
IMF(国際通貨基金)の4月時点での予想によれば、6.4%と上がってきています。
昨年のマイナス成長から回復しているのはもちろん、
コロナ前の数年間と比較しても平均である2.3%よりかなり高い数値なのです。
中国も2021年は8.4%と高い予想となっているそうです。
ヨーロッパや日本も、その国の平均と比べると高い予想となっていますが、
最近の変異種による感染拡大を踏まえると何とも言えない状況です・・
アメリカの現状
アメリカではコロナ禍による景気低迷はすでに過去のこととなっていて、今は好景気の真っただ中です!
3月には供給管理協会(ISM)が調査している製造業景気指数なるものが37年ぶりの高い数値になりました。
コロナ禍以前よりも挙がっているという事です。
更に3月の消費者物価の上昇率は8年ぶりの高水準となっています。
昨年に15%近くまで上昇した失業率も、今年の2月には6.2%と半減しています!
景気が良すぎてインフレが心配されているそうですが、
日本にいるとにわかには信じられませんね。
日本の景気
アメリカの景気が急激に回復している要因の1つは、
新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいることです。
アメリカではすでに4割以上の人が1回はワクチン接種を受けています。
また、ワクチン接種を受けた人による外食やレジャーなどの経済活動が回復し始めています。
日本でのワクチン接種は、
皆さん知っての通りまだ始まったばかりで、この差は経済にもそのまま表れているというわけです。
更に、バイデン政権による大型の経済対策も要因に挙げられます。
就任早々、1.9兆ドル(日本円に換算して約200兆円)の新型コロナ対策を打ち出しました!
それによって3月には1人当たり最大1,400ドル(約15万円)が支給されているのです。
昨年3月と12月にも現金給付が実施されましたが、今回のほうが金額は大きく、
ワクチン接種済みの人が増えたことで消費の拡大につながると予測されています。
さらに3月末にもバイデン大統領は、8年間で2.3兆ドル(約255兆円)のインフラ投資を行うとも発表しています。
アメリカでは景気が回復して、すでに金利は少しずつ上昇に向かっていますが・・
日本では当面の間、金融緩和を続けると明言しています。
そしてワクチン接種が遅れている日本。
3回目の緊急事態宣言が発令され、まだ本格的な景気対策を打ち出せる状況にはありません。
当分は、飲食業、観光業、小売業をはじめ各事業にとって厳しい状況が続きそうです・・
ただ、一方で、アメリカや中国の景気拡大で、電子部品や工作機械などを中心に輸出は増加が見込まれます!
実際にこれらの業種では企業業績が回復してきているのです。
だからこそ史上最高益を更新する企業も相次いで出てくると予測されます。
2021年の日本経済は、コロナ後を見据えて「景気が回復する」というよりは、
「景気が二極化する」という方向に進みそうです。
少しでも選択を間違えてしまえば、現状は悪化してしまうでしょう。
今の対策が正解か、もちろん世の中に左右されることも多いことでしょう。
しかし、世の中の動きを知った中で、
“自分の意思”で動くことを、絶対に忘れないでおこうと執筆しながら思う筆者でした。