おはようございます!
2021年を迎え、心機一転より仕事頑張っていこうと燃えている人事部・高橋です🔥
さて、本日は筆者も説明会でよく話している「時間」をテーマに触れてみたいと思います。
時計の針は同じなのに、なぜ感じ方が違うのか
時間の感覚についてお話します。
時間というのは同じように刻んでいても「進み方が異なる」
という経験をしたことがあるはずです。
楽しい時間はあっという間に過ぎます。
つらい時間はなかなか時計が進みません。
しかし現実には「時計の針の進み方」は一緒です。
例えば
「年齢」によっても
年齢によって「時間が経つ感覚」は異なります。
子供のころに比べてどうでしょうか?
1年が経つのが早く感じるようになっていませんか?
「時間の感覚」については、明確な研究結果が出ています。
■時間の感覚の違いが明らかに!「ジャネーの法則」
「時間の感覚の変化」については19世紀にフランスの哲学者のポールジャネーが考案しました。
そして
「甥のピエールジャネー」が著作で紹介して知られるようになった法則があります。
「ジャネーの法則」と呼ばれるものです、
時間の心理的長さは年齢に反比例する
つまり年を重ねると時間が経つのが早く感じる。
50歳のヒトの1年は「1/50年」
5歳の子供の1年は「1/5年」
5歳の1日は
「50歳の10日に値する」という研究結果を発表しました。
私の仮説ですが、時間の経つ感覚が違ってしまうのは
「情報の新規性」も関係してくるのではと考えています。
5歳の時は毎日が新しい情報にあふれていました。
朝起きてから、夜寝るまで。
見るもの、触れるものが新しいものばかりです。
しかし年を重ねていくと「新しい情報」
が少なくなるのではないでしょうか?
既知の事実が多くなります。
目の前の情報に新しさを感じなくなります。
変化が少ないので
「時間の経過が早く感じる」ということではないでしょうか。
しかし本当に新しいことはないですか??
■私たちの脳が勝手に新しいことを阻んでいる!?
現代社会では48時間で
「世界の情報量は2倍になる」といわれています。
むしろ「新しい情報があふれている状況」と言えます。
私たちの脳は、新たな情報に対しては
「フィルターを通して既知の情報」としています。
知っている情報に置き換えないと「理解ができない」からです。
突き詰めていけば違うことでも
「大雑把に知っていることに当てはめてしまう」という脳のメカニズムです。
「ヒューリスティクス」
というと言葉に代表される現象です。
ノウハウや経験という観点では重要なことです。
ただし「新規性」という点では足かせになっています。
過ごしてきた時間の総量との比較では
「ジャネーの法則」の通りだと思います。
少し振り返ってみてください。
子供のころは「好奇心」にあふれていたはずです。
あれは何?なんでそうなるの?
あなたの好奇心は、大人たちを困らせていました。
では、今はあの頃のような好奇心はあるでしょうか?
「ジャネーの法則」のように「年齢と時間の感覚が反比例する」
ということです。
それならば「意識的により好奇心を持つことが重要」
と考えさせられます。
あなたの目の前の情報に
「新規性」を持たせるということが大人たちには必要なのかもしれません。
まだまだ「学びと気づきは周りにあふれている」
と思います。
私のこの記事も、誰かの1つの気づきになれば幸いです。