仕事が終わって家に帰る。
ご飯を食べて、お風呂に入る。
日記を書いて、明日のやることを考える。やることをまとめたら布団に入る。
そして布団の中でスマホを取り出し、2ちゃんのまとめサイトを開く。
野球ネタから始まり、ページの上部に出てくる面白そうなスレタイのものを見かけたらタップ。興味のままに読み続けていつの間にやら眠くなって寝ている。
普段、こんな感じで過ごしています。
そして見かけた一つのタイトル。
「【朗報】SHARPさん、とんでもないスマホを発表する。」
一体どんなスマホが出るんだろう?
と思って思わずタップしました。
その写真がトップ画像のもの。
・・・・・どうでしょう。
うん、まあ見た目は普通だよね。
すごいのは機能かな、と思いました。
その性能はこんなもの
「主な仕様は、CPUが「Snapdragon 845」(2.6GHzクアッドコア+1.7GHzクアッドコア)、メモリー(RAM)が4GB、ストレージが(ROM)が64GB(UFS Type)。外部メモリーはmicroSDXC(最大400GB)に対応。OSは「Android 8.0」をプリインストールする。
カメラ画素数は、アウトカメラの標準カメラが有効約2260万画素、ドラマティックワイドカメラ(動画専用カメラ)が有効画約1630万画素、インカメラが有効約1630万画素。 」
・・・・・なんかよくわからんが、すごいのかな?
調べてみると、僕が使ってるスマホ(2年前くらいのやつ)のカメラ画素数が1220万。
確かに高機能なようです。
このスマホ、スレの中では「ステマかな?」と思うくらい絶賛されています。
「エクスペリア(SONYのスマホ)だっせぇ」
「Xperiaは236g。この重さが意味わからん」
・・・・・・
正直に言うと、
シャープのスマホもエクスペリアのスマホも僕には違いがわかりませんでした。
正直、どちらでも問題ないよなと。
おそらく、これは多くの人もそう思うのではないかと。
「いいもの」は本当に必要なもの?
改めて世の中の商品を見ていると、性能推しの売り方をしている商品はとても多い。
・ハイビジョン→4K→8Kと高解像度を売りにする液晶テレビ
・水深4千Mの水圧にも耐えられる腕時計。
こんな売り文句の商品、よく見かけません?
売る側の気持ちもわかります。
数字で具体的にすごさが説明できるので、説得力があります。
実際聞いていると、「おおーすげぇー」てなりますよね。
でもそれって本当に必要でしょうかね。
東京歩くのに雪山用ダウン必要か? 大事なのはおしゃれかどうかじゃない?
8Kと4Kのテレビで見ている側は何が違うのでしょうか? 出演者の毛穴が見たいの?
水深4千Mだと腕時計は耐えられても、人間の体はぺちゃんこになるんじゃない?
オーバースペックなものを高いお金払って買ったけど全然使わない。
誰でも経験があることと思います。
そんな無駄を防ぐ方法は一つ。
「常に『目的』を意識して行動すること」です。
自分がこの商品を買う目的は何か、何がしたいのか。そのためにはどんな性能のものが必要か。
目的を理解してはじめて、何が必要か、何をすべきかが見えてきます。
そして、自分自身のやりすぎも防げます。
これはものを買うときだけでなく、仕事でも必要な考え方です。
一つご参考に。