説明会にお邪魔虫
人事部ではこの3連休を利用して、いろんな合同企業説明会にお邪魔してきました。
ブースを出展するのではなく、あくまで個人として、転職者側としてです。
今、ジール人事部では来年度の新卒向け採用パンフレットを作っている真っ最中。
メンバーで「どんなパンフレットがいいだろう?」と考えているうちに、他の会社さんの作っているパンフレットをみてみたくなりました。
というわけで、新卒のメンバー2人に説明会に行って来てもらい、パンフレット収集をすることに。
彼らは半年前まで大学生なので、第二新卒向けの説明会にもすんなり参加できます。思惑通りにたくさんのパンフレットを持って来てくれました。
一人あたりのノルマは20社分。3人が手分けして行って来たので、合計60社分。サンプルとしては十分な数が揃いました。
他社のパンフレットを見ると、なかなか工夫が凝らしてあり面白い。
脱出ゲーム風会社説明会のご案内や、
ほとんどのページを使って手厚い福利厚生を紹介しているものなど、
どの会社さんも自社の強みを思いっきりアピールしている内容でした。
参加者目線の感想は?
ちなみに、説明会に参加して来てくれた新人の2人に、企業の説明を受けた感想を聞いてみました。
「ただ会社の説明をしているだけの人がいて、こういう話し方をしたらダメなんだなと思った」
「華やかで目立っているブースには、人だかりができていた」
「人事の方の感じがいい会社は、実際にすごく印象がよかった」
このように思ったとのこと。実はこれが今回の調査の裏テーマでした。
彼らは普段は出展する側として説明会に参加していますが、逆の立場から説明会に参加することで、
どんな話し方が良いのか、
どんな振る舞いがダメなのか、
普段の自分と重ね合わせて感じてもらいたかったわけです。
「他人を観る」ことって、実はとても学びが多いのです。
我 以 外 皆 我 師
「我 以 外 皆 我 師」と言ったのは宮本武蔵。
自分以外の人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生だという意味です。
これができるかどうかが、成長が早い人とそうでない人の大きな差です。
他人から学べる人間は、単純にそうでない人より圧倒的に学ぶ量が多い。
勉強っていうと、
・机の上で読み書きする
・授業を受ける
この二つをイメージする人が多い。
けど、それって1日のうち何時間でしょう。
仕事しながらだったら、ものすごく多い人でも3〜4時間くらいだと思われます。しかも大変だし、続けるのは難しい。
でも、他人を見て学ぶのは意識次第でいつでもできます。言ってみれば、24時間いつでも学んでいる状態です。
・ただ漫然と過ごしている人
・1日3〜4時間を勉強に当てている人
・意識して24時間学び続けている人。
その3人の差は1年間でどれほどになるでしょうか。そしてあなたはどれに当てはまるでしょうか。
「あの人は〇〇だからダメなんだ!」って他人を非難して終わるのは凡人です。
仕事ができる人は、「あのやり方だとうまく行かなかったんだから、自分の時はこうしよう」と考えられる人です。
人のふり見て我がふり直せる人間です。