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大手企業は安全?

最近、面白い動画を見つけたので、その紹介を。

しくじり企業

ちょっと昔、テレビでやっていた「しくじり先生」の企業版です。
個人の方が、自分で企業のことを調べて紹介されています。

かつて存在した大手企業が大きくなり、そして倒産するまでを「ゆっくり実況」で紹介している動画です。
youtubeのアプリでたまたま見かけたので視聴したのですが、なかなか面白い。

紹介されている企業は、拓銀やら山一証券やらエンロンやら。
社会問題にもなった有名企業が多く、「そういえば当時話題になったな〜」と懐かしく思いながら見ていました。

当時は学生だったので「へー、そんな会社が潰れたんだ」くらいの認識でしたが、今考えるとものすごい大事件ですよね。

動画を見ていると、会社が潰れるに至った経緯を面白おかしく解説してくれています。

「ぷよぷよ」で有名なゲーム会社「コンパイル」は、大きな目標を掲げて大量採用した結果、人件費が財務状況を圧迫して倒産。
「ゼネラルモータース」は従業員への手厚すぎる福利厚生が経営を圧迫して倒産(今もGMはありますが、それは再建後のものです)

倒産は人災

倒産理由は経営判断の失敗パターンやら、企業の隠蔽体質やらなんやらが多いです。
もちろん時代の流れを履き違えた系もあるのですが、動画を見ていて感じるのは、「倒産は人災」ということ。

営業出身者の声が大きく、社内の監査部が機能しない状況だったとか(これはどこの会社でもありそうですね)
大赤字なのを黒字と隠し続けて、発覚した時には手に負えない負債を抱えていたとか。

このままじゃまずいと思った時に、誰も声をあげない、あげても変わらないという会社風土になっていた。
その結果、何も変えることができず、ズルズルと倒産への下り坂を転げ落ちてしまった。

危機に陥らないと問題は表面化しませんが、問題を抱えている会社は結構多いと思います。そして、そこで働いている従業員は、その問題に気づいていることがほとんどです。
ちなみに数年前に不正会計問題が発覚し、経営危機に陥った某大手企業に勤めていた人は、当時こんなことを言っていました。
「(不正会計が)やばいとはみんな思っていた。けど、誰も何もしなかった」

「会社が潰れた」はマイナス評価

倒産はそこで働いている人にとってデメリットしかありません。

会社が倒産したら、経営者は莫大な借金を背負います。働いている従業員は路頭に迷います。
そして彼らは再就職にも苦労します。「潰れた大手企業で働いていた」という経歴は、全く誇れることではないです。むしろマイナス評価です。「会社が潰れるのを防ぐことができなかった人」という評価を受けます。

動画を見ていて、
「無責任で無関心なスタンスで仕事に取り組むのは絶対にしないし、採用活動にしても、ちゃんと自分の考えと意見をもち、ダメなものはダメと声に出せる自発的な人を採用しよう。」
こんなことを、改めて思った次第です。

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