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この記事の前編はこちら

勝ちたいなら、熱中症対策は当たり前

彼らの1番の目標は甲子園での全国制覇。そのために日々厳しい練習に励んで、実力を高める努力をしている。
そしていざ本番の時、ベストパフォーマンスを出せるようにベストコンディションを整えておく。
各地方の厳しい予選を勝ち抜いて憧れの甲子園までこれた。なのに熱中症で倒れるなんて、本人からしたら後悔してもしきれない。
真夏の甲子園で野球をするということは、熱中症のリスクがあるということです。
リスクがはっきりと目に見えるんだから、勝ちたいならそこは対策をして当たり前ということでしょう。

やっぱり、何をするにもリスクヘッジ(危機回避)が大切なんだなと。

やる前に やってみないか 「リスク出し」

高校野球における熱中症ほど見え見えではありませんが、ある程度仕事に慣れてくると、やろうとしていることに対して、リスクが見えてきます。

「今この資料を会社全体に展開すると、上司から反対されるな」
とか、
「このイベントをやりたいけど、雨が降ったらどうしようか」
とか、
「新しい制度はあの部署から反発がくるだろう」
とかです。

これは経験によるものが大きい。若い人でこんなリスクを想像するのは簡単ではないです。
でも、あらかじめリスクヘッジしておくことで、仕事の成功率は一気に上がります。

新しいことをする前、一度立ち止まってください。

そしてこれをやってみてください。
それが「リスク出し」です。

自分がやろうとしていることを実行した場合、どんなリスクがあるだろうか。思いつく限り洗い出してみましょう。結構思いつくはずです。

「リスク出し」と「対策出し」は1セット

ただ、ここで終わってはいけません。もう一つ、やらなければいけないことがあります。
それが、リスクに対する「対策出し」です。

想定されるリスクが実際に起きた場合、どんな対策を取るか。
最悪の事態を防ぐ方法をあらかじめ用意しておきます。

これが本当に大事です。仕事ができる人とそうでない人の差がここにあります。
よく新しい何かをやろうとするときに「できない」「無理だ」と否定してくる人がいます。
そういう人を見るたびに残念な気持ちになります。
本来、リスクを考えられる想像力があるということは、それの対策も考える想像力があるということなんです。
想像力を働かせられる良い頭があるのにもう一歩手前で止まっている。本当に勿体無いと思ってしまいます。

仕事ができる人というのは、リスクを想像して、その対策をとりながら物事を進められる人です。
実は批判だけをする人とそんなに差はありません。
たった一つの違いは、リスクだけでなく、その対策も考えて行動できることだけ。

ながながと書いてしまいましたが、言いたいことをまとめると、
・何かをやるときは、リスクをちゃんと考える。
・「リスク出し」と「対策出し」は1セットで。
これだけです。

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