ネットカフェに入り浸り
最近よく行くネットカフェの話を。
休みの日はよく家の近所のネカフェに行きます。最近週2〜3くらいで通っています。
そのお店がここ「笹塚漫画喫茶100」
このお店、2年くらい前にオープンしました。お店を知ったのはたまたま。渋谷区・笹塚の商店街を歩いていたら見かけて、興味本位で入ったのが最初です。ちなみに、お店の名前も知りませんでした。このブログを書こうと思って、ネットで検索してはじめて「100」って名前なんだと知りました。
オープン時間は昼12時〜夜3時までですが、料金が安い。1日いても最大1800円。飲食物の持ち込みも自由。ついでに入退店も自由。
このお店のすごいところは値段ではなく、漫画の品揃えです。その数5万冊以上。
こんなのとか、こんなのとか、他のネカフェでほとんど見たことがない漫画が普通に置いてあったので、正直驚きました。
お客さんのリクエストに答えて、かなりマイナーな漫画も取り寄せているそうで、多いときは月で2000冊以上増えることもあるそう。
店長と話していると、相当漫画が好きなのが伝わってきます。
おそらくクリエイティブ系のお仕事をされていた方ではと勝手に想像しています。
ただ、店舗はそこまで大きくはないです。結構漫画が増えてきて、縦積みされている漫画もちらほら。
店長と話しているとき、思いつきで「スマホとかタブレットでこの漫画が読めるようになったらすごく便利そうですね」と、言ったら、こんな返事が。
「実は最初はそれをやりたかったんですよ。で、そういうシステムを作ろうとしたんですよね」
なんと、すでに実際にやろうとしていたそうです。
でもやってみたら、諸々の事情やら出版業界のなんやらかんやらで実現は難しいということがわかったそう。
「それじゃあ」ってことでネカフェを作ってしまったとのこと。
もともとやりたいことがあって、そのために行動して、結果ネカフェのオーナーになっていたんですね。
その話を聞いていて改めて思ったのは、行動することって大事なんだなと。
やってみて初めて理解(わか)る
「スマホやタブレットで好きなだけ漫画が読めるサービスがあったら便利だな」
これ、誰でも思いつくアイデアですよね。
店内のwi-fiからお店の漫画がデータで読めるようにしたら、店内を広々と使えますし、なんかスタイリッシュ。
開発の難易度も別に高くなさそうだし。
「これを開発して日本中のネカフェに売れば、結構ええお金になるんちゃうかな?」なんて考えたり。
おそらくこんなアイデアを考えてニヤついたことがある人は多いんじゃないかと。
でも、そのアイデアを思いついて実際にやってみようとした人はかなり少ないと思います。
実際やってみようと思ったら、日本の大手出版社とやりとりしたり、その手数料やら取り分やら、トラブルが起きた時の損害賠償やら、めちゃくちゃめんどくさいし、リスクも特大。
店長は実際にやってみたから、そのことがわかってお店を作るということになったわけです。
逆にやってみなかったらそんなことわからないし、お店のオープンにもつながらなかったでしょう。
「考えたことを話すだけ」の評論家と「考えを『実行』する」行動者。この2人には天と地の差があるんです。
リターンを得るのは「行動者」
世の中、成功している人、自分のやりたいことをできている人のほとんどは行動者です。
仕事ができる人も行動者です。
もちろん行動には失敗のリスクがあります。誰も失敗はしたくない。だから行動は勇気もいるしストレスもかかる。
でも、失敗したからこそわかることもあるわけです。ネカフェの店長みたいに「できないことがわかった」ということも発見です。そしたら、悶々と悩むことも無くなりますし、きっぱりと次の手も打てます。失敗を活かして次はもっと良い方法が思いついたりします。
世間では圧倒的に評論家が多い。口だけだすなら失敗もしないし、嫌な思いもすることもない。
その代わり何も手に入れられないわけです。
成功したビジネスモデルをみて「俺もこれ成功すると思ってた」なんていう人を時々みますけど、見苦しいことこの上ない!
評論家と行動者、充実した人生を生きているのはどちらでしょうね。
世の中、やったもん勝ちです。失敗も楽しい人生のスパイスです。