こんにちは。ZEALいけだです…!
『プレジデントonline』でおもしろい記事を見つけたので紹介します。
タイトルは、
”新型コロナで社員に有給を取らせる企業のおかしさ”です。
日本は出社至上主義が蔓延し体調不良でも出社する人が圧倒的に多い、しかもその理由は「周りに迷惑をかけるから」
自分が不在でもさほど周囲に影響がないだろう人でも、体調不良で休むという当たり前の意志決定ができない
おもしろいのはここからで、
なぜ日本のビジネスパーソンはこうした発想になるのか、組織行動学者に言わせると、「似たもの同士コミュニティの行動特性が存分に発揮された結果」なんだそうです。
—
日本の企業は長い間、「我が社に合う」人材を採用し続け、組織化してきた。同じような教育、考え、経験を持った人々を採用し続けた結果、日本企業は、同質性の高い「似たもの同士コミュニティ」を形成してきた
—
似たもの同士コミュニティは一緒に居るとメンバー間の心理的安心感が高く、
「集団の掟から外れた者認定をされたくない」という心理が働き、思考がフリーズする。だから、体調不良で休むという異質な行動に出ることを嫌うのだそうです。
それがウイルスの蔓延につながっているのではないかと仮説しています。
記事ではこの様な思考を「組織分離不安」と説明していました。そしてこうした組織の中核を成すのは男性だったということです。
これまで常識だった組織の在り方が、新型コロナをきっかけに、思いがけないネガティブな結果を引き起こしているんですね。
今や、ダイバーシティの時代です。企業は生き残りを懸けて、これまでとは違う
組織体への変革を積極的に行っています。
女性の社会進出や外国人の登用が望まれており、これからどんどん同質性組織の特性は薄くなっていくと思います。
採用の現場でもやはり、「我が社に合う」人材要件は根強く残ってはいるものの、
一方では、「個性的な人」「異質な人」の採用を敢えて行う企業も増えてきているようです。
「異質な人材」が、常識を変え、企業の未来を担っていくのだと思います。