皆さんこんにちは!
昨日久々に目が覚めることなく快眠できて満足な人事部・高橋です!
常識?非常識?
皆さん突然ですが、
「こんなこともわからないのか、これ常識だぞ」といったことを言われた経験はありませんか?
この場合、常識とは自分の価値観を一方的に押しつけるための言葉であり、
比較の意味があり、相手を従わせるための言葉でもあります。
そもそも常識とは何なのか??
辞典には・・、
ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力。共通感覚。
とされています。
また、前提でもありみんなが知っている情報のことを言いますし、
一般的、基本的、普通、世間並み、ルール、なども同様な意味と考えられます。
物事には「セオリー」というものがあります。
野球ではノーアウト、ランナー1塁の場面におけるバント!
セールスでは、売るよりも先に信頼関係をつくること!
料理のボリュームを感じさせたいなら小さめのお皿を使う!
何か目的を達成するための、理にかなった成功プロセス。
これがセオリーなのです。
それはビジネスにも、スポーツにも、趣味にも役立ちます。
向き不向きはあるにしても、効果の裏付けがあるのが前提だから試してみる価値があるのです。
常識の正体
「常識」というものは、セオリーと常識は全くの別物です。
似て非なるものでもない。共通点すらない。
まず、常識には確固たる裏付けがないのです。
科学的根拠がないから信用できない、と。
常識に振り回された挙句、会社をつぶした経営者が何人いることでしょう。
だからこそリーダーたちは知っておく必要があります。
常識は、疑いなさい。
たとえば、大量の水を飲むと体に良いなどと言われていますが、
実際には血液を薄めて貧血を起こしたり、内臓を冷やして胃腸の働きを弱めることもあります。
尿酸値の高い人が通風を予防するのには効果的、というだけのことなのです。
暗いところで本を読むと視力が落ちるとか、風邪をひいたときに汗をかくと熱が下がる、これも同じです。医学的な根拠は何もありません。
常識というのは、多くの人が信じ込んでいることに過ぎないのです。
一般的に「常識」と言われているようなものの多くには、根拠がありません。
「言われてみればそんな気がします・・・」
「ネットで見たことがある・・・」
「みんながそう言っているから・・・」
多くの人が信じているからといって、それが事実とは限りません。
大抵は、個人的な見解に過ぎないのです。
今では考えられないが、大昔は地球が丸いと考える人なんていませんでした。
それどころか、太陽が地球の周りを回っているというのが常識だったわけです。
しかし今や、そんな風に考える人はいない。最近では、地球がきれいな球体ではなく、
ジャガイモのようにいびつな形であることも分かってきました。
同じ意見、そう信じている人が多いというだけで、根拠はどこにもないのです。
これこそが「常識」の正体であり、裏付けがないのだからセオリーとは真逆の位置にあります。
最早迷信に近いと言えるかもしれません。
常識か?セオリーか?
科学的に証明できるもの、理論的に説明できるものがないから、対立意見も出てくるものです。
常識に対して「非常識」という言葉はあっても、「反セオリー」や「非セオリー」などはないですよね?
マーケティングにしても、人材育成にしても、資金繰りにしてもセオリーといわれているものがあります。
そして、常識とされていることもあります。
簡単にいえば、セオリーは取り入れ、常識は疑うものだということです!
しかし厄介なのは、この「セオリー」と「常識」という2つの言葉が混同して使われているということです。
だから背景に裏付けや根拠があるか、理論として成立するかどうかを見極める必要があります。
言葉の終わりに「セオリー」と付いていても、鵜呑みにしてはいけないのです。
常識を作るな
とはいっても、常識とセオリーを見極めるだけなら、それほど難しくはありません。
それより気を付けなければならないのは、自分たちが自ら「常識」を作り出してしまうことです。
何の根拠もなしに「こうするべき」、「こうあるべきだ」という思い込みで会社のルールを作ったり、スタッフの言動に規制をかけるのはもったいない行為です。
思い込みや好き嫌いだけで、経営の方針を定めてはいけません。
なぜなら、根拠がなければ評価も改善もできないからです。
もちろん、合う合わないはあります。
しかし、
顧客づくりにしろ、販売計画を立てるにしても、人を育てるにしろ成果を出すにはテストと検証をくり返すしかないですよね?
つまりPDCAを回すということです。
しかしそこに裏付けや根拠がなければ、回るものも回らなくなります。
表面上は動いても、心の中では誰も納得しないから成果も出ないのです。
正しい判断すら不可能なのです。
常識は疑え!
常識を作るな!
将来部下を背負うリーダーとして成功したいなら、これは覚えておいてください。