0 0
Read Time:24 Second

前編はこちら

お返しをしないと気が済まない?

「お土産をもらったらこっちもお土産を渡したい」
こういう心理のことを返報性の法則といいます。
引用ですが、返報性の原理(法則)とは、
「人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになるという心理作用のこと」です。

簡単に言うと、人は「やられたらやり返したい」んです。
受けた「恩」は返したいし、受けた「借り」は返したい。

「ヒト」という生き物には、そういう習性がある訳です。
人は社会性動物です。この習性は社会的な生活の中で、後天的に身についたものかもしれませんね。

ちなみにこの習性を知っておくとそうでないかで、人間関係に大きく影響がでますよ。
仕事でよくある悩みに、「職場の人とうまくいかない」というのがあります。

例えば、
・上司が自分のことをわかってくれない。
・部下が自分に全く話しかけてこない。

こういうことがストレスになって、仕事にも支障をきたしてしまう。
この気持ちがわかる人は多いんじゃないでしょうか。

やられたいなら、まず自分から

でも、返報性の法則を踏まえて考えてみてください。
上司が自分のことをわかってくれていないと嘆く前に、あなたは上司のことをどう思っているでしょう。
上司のことをわかろうとしていますか?
上司がどうして怒っているのか。自分に何を求めているのか。どんなことを嬉しいと思って、どんなことを許せないと思うのか。
上司のことをどれだけ知っていますか?
もしくは知ろうとしましたか?

「相手のことを知ろうとしない、けど自分だけはわかってほしい。」
そんな部下のことを、上司はどうして理解したいと思うでしょうか。

部下の気持ちがわからない上司も一緒です。

まず相手に理解されたいと思うなら、自分が相手のことを理解しようとしなければいけないのです。

周りの人に認められたいなら、まずは自分が周りの人を認めればいい。
人から親切にされたいなら、自分が人に親切にすればいい。
人から尊敬されたいなら、人を尊敬すればいい。

また逆もしかり、

人から嫌われたいなら、人を嫌えばいい。
人から攻撃されたいなら、人を攻撃すればいい。
人から陰口を言われたいなら、人の陰口を言えばいい。

どっちがいいかは人それぞれですが、一つ言えることは、人間関係って鏡みたいなもんです。
あなたが周りに感じていることは、あなたが周りにしていることの跳ね返りです。
「求めるならば、与えよ」です。

Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %
Previous post お土産に見る返報性 〜前編〜
Next post 【ご報告】週刊ベースボール増刊「大学野球」に広告を掲載しました。

Average Rating

5 Star
0%
4 Star
0%
3 Star
0%
2 Star
0%
1 Star
0%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です