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狙うのは「だいたいここらへん」
大部:考えすぎると狙ったところに当てられなくなるもんなんです。野球でも一緒ですが、「正確に、正確に」って考えれば考えるほど、「狙わなきゃ」っていうプレッシャーで体がうまく動かなくなるんです。大まかにポイントを決めて、そこら辺を狙うって意識でスイングすると、結構うまく行きますよ。
なるほど、考えすぎるから動けなくなるのか。
自分がゴルフが上手くないのは、そういう大雑把さがなかったからなのかなと思った訳です。
なかなか今やってる仕事でも胸に刺さるものがあります。
考えすぎて動けない
・やりたいと思うことがある。けどいろんな考えが湧いてきて、結局できない。
・資料を作ったけど、細かいレイアウトが気になって調整に時間がかかる。
・上司の行った小さな一言がすごく気になって、話しかけるのに躊躇してしまう。
細かなことが気になって仕事が遅くなってしまう人って結構いますよね。
仕事が遅い訳ではなく、ディティールにこだわりすぎて、仕事がどうしても遅くなってしまう。
別に統計を取っている訳ではないですが、完璧主義な人にこの傾向があると思っています。
もちろん、仕事は丁寧な方がいい。不完全より完全なものの方がいい。
でも、完璧を求めすぎたら、どうしてもスピードが犠牲になってしまう。スピードと正確性、両方を求めるのは理想ですが、この2つは本来、相反するものです。実際は両立させるのが難しい要素なのです。
ある程度、その両方に折り合いをつけなければいけません。
そして大事なのは、仕事においてスピードは最優先されるものということ。
目的を見据えて、あとは「えいや!」
仕事において大事なのは、業務の目的です。
その目的に沿った仕事なら、資料の中の多少の誤字脱字や、プレゼンの上手さ下手さなんて(あまり)気にされません。
考えすぎて動けないというのなら、一度、大雑把に考えてみる。一番大事な目的だけを考えて、「あったらいいな」レベルのこと(どう思われるか、間違いがないか)とかは考えない。「えいや」って気持ちでやってみると、意外と前に進むもんです。仕事も球も。