強い!ベイスターズ!
どうも、山川です。
プロ野球が開幕してもう1ヶ月が経とうとしていますね。
僕も毎日結果を楽しみにスポーツニュースを見ています。
それにしても今年のプロ野球は面白い。特にひと昔前とセリーグの勢力図が全く変わっています。
かつてはAクラス常連だった巨人と中日が最下位争い。5年前は現DeNAベイスターズのロペスが「(メジャーの球団と比べても)こんなに選手層の厚いチームは見たことがない」と言っていた巨人がここまで落ち込むのはショックです。
それに対して、昔は5位・6位常連のベイスターズと広島が首位争いの真っ最中。スポーツのサイクルの速さを感じます。
中でもベイスターズの勢いは凄まじい。若い選手が多く、チームに活気があるのが画面越しにもわかります。
17年ぶりの8連勝をマークするなど、今年は本当にベイスターズの年になりそうです。
そして、ベイスターズの8連勝を阻止した巨人の山口 俊投手。彼も元DeNA。
今回は彼のお話をします。
自己責任で崖っぷち!
巨人の山口俊投手。この名前を聞いて野球ファンなら顔をしかめるでしょう。
というのも、彼は去年、お酒に酔って暴力事件を起こしています。昨シーズン後半はずっと謹慎していました。
連日ニュースで取り上げられ、DeNAファンからはバカにされ、巨人ファンからは総スカン。
球団にも大迷惑をかけ、チームメイトからも冷たい視線と叱責を受け、降った処分は年俸と契約年数のカット。そして今シーズンまでの出場停止。それでも生ぬるいと言われる。
日本に「四面楚歌な人ランキング」というのがあれば、2位以下をダブルスコアで引き離してぶっちぎりの1位でしょう。
自分で起こした事件だから擁護は全くできないのですが、
事実として彼の信用残高はゼロになりました。
だからでしょうね。彼は今、ヒーローインタビューでも全く笑いませんし、泣いたりもしません。
勝ったところで喜びを見せることもありません。
ただ黙々と球を投げるだけです。
だからこそでしょう。彼が今の所、チームを引っ張るような好成績を出せているのは。
「やれたらいいな」じゃなく「やるしかない」
もちろん彼は自業自得です。
しかし、一つ彼にとってプラスになったことは、退路がなくなったこと。
彼はもう投げて結果を出すしかないんです。どんなに泣いて謝っても、A5何十枚もの反省文を書いても許されることはないんです。信用を取り戻し、名誉を取り戻すには投げて結果を出すしかないんです。
仕事も同じです。
「できたらいいな」という気持ちで仕事に取り組んでも、良い結果なんて出るはずがありません。
「絶対にやる」という気持ちで臨まないと、思った成果なんて出せません。これは業務効率や生産性以前の問題です。
自分で意図して作った状況ではないですが、
一切逃げ道のない状況で、
与えられた職務に覚悟を持って取り組み、
なんとしてでも結果を出す。
そんな山口俊の仕事への取り組み方をみて、一人のビジネスパーソンとして見習う点が多いと思うのです。
もちろん、彼がやってしまったことを肯定するわけではないのですが。