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おはようございます!
昨日久々に外でランチをしてきて心機一転した気分を味わっている人事部・高橋です🍽
本日はマネジメントについて執筆していきます。

良いマネジメント?

どんなに有能な人であっても、一人でできることには限りがありますよね?
だからこそ、組織では“マネジメント”が必要不可欠です。
・・ただ、このマネジメントがなかなかに難しいのです。
部下やスタッフを共通の目標に向かわせるだけでも一筋縄ではいきません。
仮にそれができたとしても、「本気度」には各それぞれでばらつきがあるはずです。
「とりあえずチームの目標には向かうけど、言われたことをこなせばいい」
このような考えを持つメンバーが何人いても、なかなかチームとしての推進力は出てきません。

いかに「本気」を引き出すか。
これがマネジメントの腕の見せ所なのです。

「部下を褒めること」にまつわるリスク

マネジメントのいい方法として広く知られているのが、単純に・・
「褒める」という手法です!
確かに、褒められて嫌な気持ちになる人は少なく、そうやって気分を乗せてあげれば、
どんどん本気になって仕事に励む人もいることでしょう。
上司の方も部下のいい部分を意識的に探すようになります。
だからこそ一見「ほめること」はいいことずくめ・・のように思えますね。

ただ、この「ほめる」について「麻薬みたいなもの」だと言われています。

人は誰しも、他人に認められたいという欲求を持っています。
勿論、筆者も例外ではありません。
褒めることでその欲求を刺激すれば、相手は更にやる気を出すというのは本当だと思います。
それはデール・カーネギーが『人を動かす』で褒めることの大切さを説いていたことにも表れています。

褒めることの短期的な効果は間違いありません。
しかし、だからこそ褒めることにはリスクが伴うのです。
やることなすこと褒めちぎり、褒めまくる頻度を高く継続していく先にあるのは・・
人に褒められないとモティベーションが湧かない人!
つまり、
動機づけの源泉を他人に握られて自立できない人を作ることになります。

これこそが、「麻薬」なのです!

上司に褒められれば、もっと褒められようと仕事に励もうとします。
これは、褒められないとやる気が出なくなることの裏返しであるばかりか、
褒められないというだけで貶されたように感じたり、他人が褒められるのをやっかむことにつながりやすいのです。

上司に怒られることを恐れながら働くのは不幸な働き方ではありますが、
上司に褒められるために働くのも、実は突き詰めれば根は一緒なのです。
上司やリーダーにモチベーションを握られてしまっている、主体性なき部下たちを大量に作ってしまうことは、
長い目で見れば組織にとってメリットが少なく、何より本当の意味で人を生かすことにならないのです。
だからこそ、上司やリーダーは、思考停止的に褒め続けてはいけないのです。
「さじ加減」と「タイミング」、「褒め方」が大事になっています!

正解とは

では、結局のところ、
上司やリーダーは部下を束ね、本気にさせるためにどんな接し方が求められるのでしょうか?
勿論正解はありません。
どのような人がリーダーになるかによって指導方法は変わりますし、
はたまた部下一人一人によっても合う指導方法はたくさんあると思います。

しかし、マネジメントされる側は「褒められるためだけに仕事をすること」だけに注力してはいけません。
その状態はある意味では仕事を「している」のではなく、「やらされている」ことに他ならないからです。

リーダーは主体的に仕事をしていけるような部下になるように育てていってください。
勿論、相互関係ありきですが、まずはリーダーである自分から変えてみてはいかがでしょうか?

 

参考文献:『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』(日経BP刊)

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