おはようございます!
昨日ようやく東京限定の某コーヒー店のドリンクを飲むことができた人事部・高橋です🥤
皆さんも生活をする中で、「これは無駄だなあ」って思う瞬間などある方いるのではないでしょうか?
仕事においても無駄を見つけること、あるいは時間の使い方に無駄を見つけて改善することは、
成功に向けた攻めの戦略を考えることに比べると、スケールの小さな話に感じるかもしれません。
しかし、私たちは日々「限られた時間の中で」成功に向けて成果を出そうと奮闘しているから、
無駄をなくすことについて考えてみる価値はあるはずです。
どの無駄、排除すべき?
皆さんがご存じ車で有名なトヨタでの生産方式でも、「ムダの排除」は重要なテーマとなっています。
トヨタ生産方式では、作業の仕方に見られる無駄を以下の7つに分類して捉えます。
01. つくり過ぎのムダ
02.在庫のムダ
03.運搬のムダ
04.加工のムダ
05.手待ちのムダ
06.動作のムダ
07.不良をつくるムダ
さて、皆さんの周りの無駄にはどんなものがあるのでしょうか?
「動き」と「働き」
トヨタ生産方式には、「動き」と「働き」というコンセプトもあります。
「働き」とは製品に価値を付加する行為のことで、「動き」は製品に価値を付加しない行為を指します。
つまり製品を組み立てるためにスクリュードライバーでネジを締めていれば、
それは製品に価値を加える「働き」ですが、
そのスクリュードライバーが見つからないといって探し回っているのは「動き」と見なされます。
製品に価値を与えない「動き」はなくすべきなので、
この場合には工具を探して回らなくてもよいような工具の管理の仕方が求められます。
これが改善活動になるわけです。
もちろん製品に価値を付加する「働き」に付随して必要になっている「動き」もあります。
そのため、明らかな「動き」(=無駄)はなくすようにしながら、
「働き」にくっ付いて必要になってしまっている「動き」も見つけ出し、
できるだけ排除していくことが必要になります。
付加価値を生み出す
「働き」に付随している「動き」(=ムダ)の例をもう1つ見てみましょう。
たとえば通勤時間はそれに当てはまります。
通勤そのものは必要ですが、その間にスマホでゲームをしていたり、だたぼんやり過ごしていれば、
それは「働き」とはなっていないですよね。
同じ時間に勉強をしたり、たとえ本を手にすることができない環境であっても、
何かを学ぶためにイヤホンを使って聞いたりすることはできるものです。
通勤時間まで「ムダがないか」と問うのは厳しすぎると思うので単純に、
「もっと有効活用できないか」と考えてみてもいいのかもしれません。
通勤時間はゆっくりと頭の中を整理する時間であれば十分と考える人もいると思いますが、
そうした時間も付加価値を生み出す「働き」に変えられたら生産的ではないでしょうか?
トヨタ生産方式では、前出の「7つのムダ」のなかで「つくり過ぎのムダ」が最悪のムダと考えられています。
つくり過ぎることは、そのこと事態がムダな上、在庫もつくり上げてしまいます。
そして在庫ができれば、それらを数えて運搬する人も必要になり、
置き場も必要になるなど、他のムダも誘発します。
本日執筆した無駄を参考に、
私たちも自分がなくしたいムダのリストをつくり、
その中から他のムダもつくり上げるという意味で最悪なムダは何か考えてみてください。
もしかしたらあなた自身の周りの人にも無駄を生産している人がいるかもしれません。
あまり細かなムダばかりを探したり、そのことに囚われすぎるのはお勧めできません。
しかし仕事の仕方や時間の使い方などを見直し、改善できそうな点について考えてみるのは、
誰にとっても有意義なはずです。
無駄を省くことで、皆さん自身がより快適に仕事が出来たり生活もできるかもしれません。
是非一度皆さん自身の生活をフリ前ってみてくださいね。